信じられないのはこっちだし! 本当ありえない。 唇ではなかったとはいえ、こんなやつにキスされた。 堪えていた涙が零れてしまいそうで、気付かれたくなくて下を向いた。 そんな時。 「どうしたの?蓮。騒がしいけど。」 私が俯いていると、ドアが開く音と共に聞き覚えがある声がした。 「弘っ⁉いつからっ…」 チャラ男が驚いたような声をあげたので、私は思わず顔を上げる。 「えっ……」 信じられない。 なんで…? なんで、ここにっ…