[仮]ヒロインは私⁉




私の顎を右手でクイッと持ち上げ、相変わらずの余裕そうな笑みを向ける。



「な…なっ…!」


一方私は震えで抵抗することも出来ずにいた。


グレーがかかった綺麗な彼の瞳に目を奪われ、話すことも出来ない。



「俺、女嫌いなの。だからぶっ壊してやりたい」



女が嫌い……?

この人、私が思ってたイメージとは真逆だったんだ…



私は彼の見た目や話し方で、勝手に"遊び人"というイメージを持っていた。



表情ひとつ変えずにそう言い放った彼が、私に近づいてくる。