[仮]ヒロインは私⁉




「萌、本当よ。」

私の目に映る母親の顔は相変わらず笑顔で。
その能天気さに怒りを覚える。


私は力なく母親の肩から手を下ろし、呟いていた。




ねえ、神様。いるのなら…


「嘘だと言って…。」


私を助けてください。