火曜日の5時間目。
いつもと変わらぬ日常。
つまらない古典。
眠いしだるいし…
それでも、きれいごとかもしれないけど、君がいるだけで景色が変わるの。
つまらない古典をちょっと真面目に聞いてみる気がしてみる。
君がいるだけであたしはほんのちょっと頑張れる。
「ちょっと。美緒!美緒!口元ニヤけてるっ!」
「あへっ?あ。ヤバイ。」
友達の愛梨の声で我に返る。
どうやらあたしは彼のことを考えると口元がニヤけてしまうらしい。
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