ブラックコーヒーを啜っていた二人は 同時に「「あっ」」と言うと 斗真先輩が生徒手帳を差し出した。 「あっ!私の生徒手帳!」 「入学式のあと 落ちてたみたいだよ?」 先輩達に会ったことで すっかり忘れていた生徒手帳。 まさか先輩達が 拾ってくれていたなんて。 「ありがとうございます! この中に定期も入っていて すごく困っていたんです!」 よかったー と笑う私を見ながら 二人はそっと目配せをした。 「まみちゃん 俺達と同じ中学でしょ?」