私の3人の王子様




目尻に溜まった涙を

指ですくいながら

その子は私を見つめる。



「よろしくね!

あたしのことは奈々って呼んで」



「奈々ちゃん、よろしくね」



「ちゃんっていらない

奈々でいーよ、まみっ♪」



セミロングの髪をくるんと

毛先だけ巻いたポニーテールで

チラッと覗く八重歯が可愛い奈々は

この学園で始めて出来た友達。