『~♪』
アイラさんと仲良くなれて3日が過ぎた
日に日に会話が多くなっていって憂鬱だった寮生活も、今ではすごく楽しい
上機嫌で渡り廊下を歩いていると、階段の近くで沢山の女の子が群がっていた
「ティト、あたしと遊ぼ~」
「ちょっと、抜け駆けしないでよ!」
「ティトはあたしのよ!」
ティト、という名に聞き覚えがあり少し覗いてみるとやはりこの間の彼だった
「あはは…み、皆で遊ぼうよ」
「え~」
「二人っきりが良かったのに~…」
「えっと…あ、そろそろ戻ったら?確か女の子は体育でしょ?」
「はーい」
ティトの言葉に女の子は反応し、群れがなくなる

