「ミー?」 『え?何?』 ティトが顔を覗き込んでくる その顔は昨日のティトとはやはり、別人に見えた 「何か考え事?」 『え?』 「難しい顔、してる」 そう言ってティトは私の額に指を当てる 「皺」 『あ…』 自分では気づかなかったけど眉間に皺が寄っていたらしく、 ティトはそれを指す 「僕で良かったら相談に乗るよ?」 『ふふ、ありがとう。でも大丈夫』 「そう?」 『うん』