「何?」



私は爽太のところまで走ると



「乗せて♡」



と可愛く言ってみた。



「はっ?何ほざいてんの。
キモいんだけど。」



うわー、グサッと胸に刺さるよ
その言葉。


でも私はバスを逃したため
他に手段がないんだ。



「爽太お願い!
バス逃したから、
このままだと間に合わないよ。」



「タダで乗せろと?」



爽太は不気味な笑みを浮かべながら
私に問いかけた。