気まぐれ王子とサル女




やらかしたと思ったことと
朝からテンションがあがらないことで

小さな声でうつむきながら謝った。



「いえ、こちらこそすみません。
って、ななみ!?」



礼儀正しく謝ってくれたと思いきや
その人は私の名前を呼んだ。


私がふと顔をあげると、
そこには陽葵の姿があった。



「あっ、はるき。」



いつものように
陽葵に抱きつく元気もなく
口角をあげて陽葵の名前をよんだ。