亡くなる前、急いで駆けつけたうちに空にいは言った 「ひまわり!!お前は笑え!!泣きたいときは空をみろ!!いつでも笑わしたる!な?」 最後の空にいは笑ってなかった。泣いていた。 うちもつられて泣いた。 空にいは隣の家の子で、兄弟ではない。 けど、兄弟の様に育ってきた。 うちが笑うと空にいは笑って、空にいが笑うとうちも笑った。 今日は空にいが泣いたからうちも泣いた。 次にうちが泣く時、空にいは泣くだろうか。 小さいながらそんなことを考えた。