中学に入りたてだった俺ら。 その頃になると親父は母親と俺に毎晩帰ってくると当たり散らした。 だからこそ、安心を求めるときはいつも結だった。 「結ちゃんが事故った」 チャリ通だった俺ら。 その日はちょうど雨があがった時で、チャリで帰ると聞かなかった結。 俺がちゃんと止めておけば… たまたま帰りが別で、俺は直帰、結は友達と部活を見学。 結が道路でチャリを滑らせた時に、猛スピードで来た車にひかれた。