…―――終わった。

何があったんだろう。


いざ着陸しようとした時、目の前が真っ白になった。

そして気付いたら…

着陸は終わっていた。




『大丈夫か?今、そちらへ行く。』


無線機からそんな感じの言葉が聞こえた後、すぐにノックの音が聞こえた。

見てみると、がっちりとした男が顔をのぞかせていた。

「大丈夫か?さ、飛行機から降りて、お前には検査を受けてもらわないと…」

「ちょっと、その前に!!」

「??なんだ?」

「『??なんだ?』じゃ、無いでしょう!僕に何の説明もなしですか!?」

「あぁ、そのことか。そのことなら心配するな。検査が終わったら、包み隠さず全て説明する。」

「…わかりました。でも、ホントに『包み隠さず』ですよ!?」

「あぁ。ついてこい。」


そして俺は、飛行機か降り、男の後について行った。