涙空ー忘れられないー



先生が帰った後梨音は再び
リビングのソファーに横になった

ここ数日体調も良くなく精神的にも
梨音は限界が来ていた

ただ照彦に心配かけたくなく1人
耐えていた

そして言われた言葉が何度も
頭の中を巡って梨音は無意識のうちに
テーブルの上にあった果物ナイフを
手に取り手首にあて引いた

すると見る見るうちに手首から
赤い血が流れ出た来た

だんだん薄れ行く意識の中で
携帯を手に取り照彦にメールをした

ありがとう

と送ると携帯は手からすり落ちた