そして帰りの車の中で
梨音は決めていた賭けに出た
「・・・ねえ・・・照彦・・・」
「・・・ああ・・・どうした・・・」
「・・・照彦はさあ・・・私の事
本当はどう想っているの・・・」
「好きだよ」
「私達さあ・・・付き合ってもう2年になるよね・・・
でも・・・照彦は抱きしめたり・・・キスはしてくれるけど
・・・抱いてくれないよね・・・照彦は・・・
私の他に好きな人いるの・・・だから・・・」
言い終える前に梨音の目から
涙が溢れ出てきた
照彦は車を止めた
「梨音・・・俺が好きなのは梨音・・・
ただ1人だけだから・・・」
「じゃあ、何で一度も抱いてくれないの・・・
好きな女なら抱くよね・・・」
「梨音・・・俺は何度も自分の気持ちだけで
動こうとしたけど・・・でも梨音が大事だから
・・・梨音の心と体の準備が出来てから・・・
そう想っていたんだ・・・でも逆に不安に
させちまったな・・・ごめん・・・」
「・・・う、うーん・・・ごめんなさい・・・
私の事考えてくれてたのに・・・」
その言葉を聴くと照彦は梨音を抱きしめた
強くもあり優しくもあり梨音は照彦の温もりを
感じて決意をした
「ねえ・・・照彦・・・私を抱いて・・・
照彦を感じたい・・・」
「良いのか・・・」
「うん・・・」
そう言うと照彦は車を走らせマンションに
向かった
マンションに着き照彦は車のドアを開け
梨音を抱きかかえ部屋に入りベットの上に
そっと下ろした
「梨音・・・今ならまだ止められるけど・・・」
「お願い抱いて・・・照彦とひとつに
なりたい・・・」
「わかった・・・優しくするから・・・
痛かったら言えよ・・・」
梨音が小さく頷いた
照彦は利音の上に股がり
そっと唇に自分の唇を合わせキスをした
だんだん激しくなり唇から首筋と流れていき
梨音の体はだんだん熱を帯びていく
照彦の手が梨音の太股に触れ開き
自分の体を入れゆっくり梨音の中に入っていくと
痛さに梨音が顔を歪めた
「梨音・・・力抜いて・・・」
キスをしながら
「大丈夫か・・・」
「・・・う、うん・・・嬉しい痛みだから・・・」
そう言って梨音は照彦の首に
腕を回した
それからしばらくして照彦は
梨音の中で果てた
梨音の隣に横になり抱きしめた
「梨音・・・ありがとう・・・」
「うん・・・ひとつになれて嬉しい・・・
照彦・・・私を受け入れてくれて
ありがとう・・・」
そのまま二人は抱きしめ合いながら
眠りについた
