しばらくの沈黙が続いて、
沈黙を破ったのは直人だった。
「ごめん…好きな人がいるんだ。」
私は、その…
そのたった一言で心が、剣で刺されたみたいにずったずたになった…
でも、迷惑はかけられないから精一杯の笑顔で、
「そ、そうだよね!ご、ごめんねなんかいきなり!そ、そりゃ困るよね…!」