『気ぃつけてかえれよ!』

『うん!!おくってくれて

ありがとね!!!』


亮哉はあたしの

家の近くまでおくってくれた。


結構、家離れてるのに・・・

ありがと・・・☆


亮哉のあたしを想ってくれる

気持ちがよく伝わってくる。


あたしは亮哉の

大きくて、優しい背中を

見えなくなるまで

見送った。


あたしは亮哉の気持ちが

嬉しくて、上機嫌で

家にむかう。


その時

向こうからいかにも

怪しい人が、歩いてきた。


雨も降ってないのに

くるぶしまであるカッパを

着ている。

おまけにフードも

顔が見えないほど、ふかく

かぶっている。



・・・不気味だなぁ・・・



あたしは、その人の

横を、つばをのみこみながら

通りすぎる。



ふぅ~~・・・

怖かった・・・



でも、安心したのが

間違いだった。




































『・・・・・・・っ!!』