『・・・--き! ずき! ゆずきっ!!』





・・・・・・亮哉??







『・・・・りょ、亮哉??』

『柚姫!! あぁ~…よかった・・・・』


『ここどこ?』

『病院だよ』

そういえば、あたし襲われたんだった。
すると亮哉の頬を一筋の涙がつたった。
『りょ、亮哉??どしたの??』

『・・・ごめんっ!俺、お前の事守ってやれなかった・・・!』


『なんで謝るの!?亮哉が悪いんじゃないんだから!気をつけてなかったあたしが悪いの・・・』


すると亮哉はあたしを強く抱きしめた。

『・・・・ごめんなっ!』

『ううん。亮哉がそう言ってくれるだけで、あたしは幸せだよ?』


『ゆずきっ!!愛してる・・・』


あたしの頬にも涙がつたった。



あたしが襲われた事によって首の傷も心の傷も増えちゃったけど、あたしと亮哉のあとほんのちょっとの隙間は完全にうまったような気がした。



『ところで、あの女は誰だったの?』

『・・・あれは、昔の俺の元カノが俺達がうらやましくてそんな事したらしい』


『そうだったんだ・・・』

『ごめんな。怖い思いさせて』

『自分せめないでよ!!もう過ぎた事じゃん!』

『柚姫と出会えてよかった』

『あたしもだよ・・・・これからもずっと、一緒にいようね・・・・』



亮哉とあたしは今日、永遠の愛をちかった・・・


教室で愛を確かめあったように・・・


あたし達は、再び1つになれた・・・。