「先生、まってまってっ!!謝りますから、私が悪かったです!!」



「うるさい、黙ってろ。」



「っっん!!!」



先生が私を連れてきた先は、リビングの横にある寝室。




わざわざ私を寝室に連れてきた事と、今されているこの強引なキスの事を考えると、この先はもう嫌な予感しかしない。




何とかして逃げようと暴れてみるが、がっちりとホールドされた身体が抜けだせるはずもなく、ただ息が乱れていく。




「ちょ…せん…せっっ…」




「なに?」




そんな私の必死さを嘲笑うように、キスの合間に余裕そうに返事をする先生。




いくら経験の数が違うといったって、私と付き合ってからのキスの数は同じなはずなのに…何でこんなにも余裕っぷりが違うんだろうか。




「せ……はな…し……ん…」




キスの嵐に負けじと言葉を発するも、私の何倍も上手な先生は、私の口が開くのを見計らって攻め入ってくる。




こんの、鬼っっ!!悪魔っっ!!キス魔っっ!!




先生のばかぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!




「おい、生きてるか?」




それからずっと続いた激しいキスが終わる頃には、私のHPはほぼ0に近かった。