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「んん………。」
なんだろう、何かが頭に触れているような気がする。
それに、いつもは感じないような圧迫感があるような。
あ、やばい、今何時だろう…昼から仕事があったんだ。
重い瞼をゆっくりと押し上げていくと、少しずつ目の中に光が差し込まれてくる。
その光に慣れようと何度か瞬きをすると、少しずつ視界がクリアになっていく。
視界が…クリア…に…なって…クリアに………。
「おはよう、伊緒。」
あれ、これはもしかしなくても私の目の前にいるのは先生?
待て視界、やっぱりもう少しの間クリアにならなくてもいい。
「おーい、伊緒?」
「うっ、あ、ちょっ!!!え、なんで先生上半身裸何ですか?!」
クリアになった視界に飛び込んできた、上半身裸で私の隣に寝転ぶ先生。
そのあまりの衝撃に飛び起きると、その姿を見た先生はニヤッと笑った。
「おい伊緒、人のことばっかり気にしてていいのか?」
「え?」
「まぁそのままで居てくれた方が俺はいいけどさ。絶景だし。」
「え、そのままでって………。」
先生何言って……………。
あれ、そういえば今日はどこか肌寒い…私寝る時に何着て…。
何、き、て………。
「―――――¥:〇▲◇☒@¥¥っっ!!!!!!」

