先生と近づきたい。




この想いは、私の紛れもない本当の気持ち。




「それに、私さっき言いましたよ?食事もお風呂も全部終わったら私を貰って下さいって…。」




恥ずかしさを胸のどこかに押し込めながら、ゆっくりと言葉を繋いでいく。





少しでも良い、先生に私の本気が伝わればそれでいい。





予想外の展開に驚いているのか、先生は私を見つめながら固まってしまっている。





自分から押し倒したり理性がどうのって言ってきたのに。





先生って意外にハプニングに弱いところあるよね。





「先生、私からのお願いです。」





「……………なに?」





「こんな私でいいのなら、今から先生だけのものにして下さい…。」





私が持っている言葉の中から一番伝えたいことを選び、しっかりと目を見ながら伝える。





そして、それを言い終えると同時にゆっくりと先生に抱き付く。





頬にはさっきまで流れていなかった涙が一筋流れ、先生の肩に小さなシミを作っていた。