何だと、このエロバカ教師め。




さっきから言うのをためらってたのはキスのおねだりかい。




心配した私の気持ちと時間を返せ。




「伊緒?おい?」




「紛らわしい。」




「え?」




「先生が深刻そうな顔したから重大なことかと思ったんです。心配して損しました。とゆうことで離して下さい、夕飯の片付けしてきます。」




本当は申し訳なさそうな態度でおねだりしてきて可愛いなとか思ったけど、毎度こんなおねだりの仕方されたら心配疲れしてしまう。




なので、少しお仕置きをしてみたいと思います。




「先生、湯冷めするといけないので早いところ布団に入った方がいいですよ。私も片付けだけしたらお邪魔しますね。」




抱きしめられていた手を私の身体から離し、身体をキッチンの方へと方向転換させる。




どうしようかな、どれくらい放置したらお仕置きになるだろうか。




それとも、片付けと称して先生が眠るまで近づかないでおいてやろうか。




うむ、とりあえず今すぐ離れて片付けながら考えるとするかな。





「じゃぁ先生、お休みなさい。」




私の冷めた発言に驚いたのか、おねだりを断られて怒っているのか、先生は今何も言わないで顔を伏せてしまっている。





まぁやりすぎ位が先生にとっては丁度いいお仕置きになるだろう。





さて、キッチンに向かいますか…グイッ





「え?」




私、今何か、引っ張られて………。





「キッチンになんか行かせる訳ないだろ。」





あ――……や、やばい予感しかしない……。