『今どこにいるの?』


「今はー・・・屋上にいるよ」


『俺も混ぜてよ!』


旬くんがくるのか。

なら胡夏に言わないと!!



「あのさ旬くんっていう男の子も来たいって」


「私もじゃあ彼氏呼んでいい?」

「もちろん!」


そして旬くんに屋上に来てもっらった。

しかも一人。



「友達はよかったの?」


「いいんだよ、俺は清夏がいれば」


なんかさらっと照れるこというよね


そこがすごいというか、さずがだなって。

女の子に慣れてそうだな。


こういうところが女の子は心が傷つくんだよね。

私は気をつけよう。


「圃柄さんだよね?」


「うん。圃柄 胡夏です」


にこっと笑う胡夏に対して旬くんは照れていた。

その顔に私はちょっと胸が痛んだ。

しかも胡夏にイラっとした。



「おっここにいたんだ」


「悠くん!」


あっこの人が胡夏の彼氏さん。



「はじめまして、胡夏の彼氏の悠二です」


しかもこの人3年生じゃん。

胡夏やるね。


すると横にいた旬くんが私の手を引いて屋上の裏にきた



「えっ、ちょっ…と!」



強引に手を引かれた



「あの2人、ラブラブじゃん?


「そうだね」


「俺らもラブラブする?」



旬くんってなに言ってるんだろ

ちょっと天然?


すると旬くんの顔が静かに近づいてくる


もしかしての…チュー?



「……っ…!」


『ピローリーンピローリーンピローリーンピローリーン……』



私と旬くんのキスを止めさせるように携帯の着信音が鳴った。



「……電話だ…」


「…………そうだね…出なよ…」



私は遠慮なく電話に出た。



「もしもし…」


『清夏ちゃん、生真が呼んでる』



電話は鷹良くんでちょっと苦笑いだった。



『弁当も持ってこいだって』



って隣から生真の声聞こえてるのバレバレ。

そして鷹良くんは電話を切ってしまった。



「誰から?」


「鷹良くん…」


そして私は弁当を持って生真がいる教室に行こうとする。



「俺も送っていくよ」


えっ、そこまでなのに?

親切な人だ。




そして胡夏と別れ、旬くんと2-Bの教室に行く。



「鷹良くんって先輩?」


「うん」



そしてあっという間に教室に着く。



「あっ、清夏ちゃん!」


「鷹良くん!…生真?」



鷹良くんの隣にいる生真の態度がいつもと違っていた。




「なに?機嫌悪いの?」


「機嫌とか悪くねぇよ」



悪いくせに。



「まぁいいや!それよりなに?」



用事があって呼んだんだよね?