そして私は胡夏と一緒にいることが多くなっていた。
恋の話とか、勉強とかいろいろ。
話してるとあっという間に5時のチャイムがなり終わる。
「お話中ごめん」
すると生真がこっそりと教室に入ってきた。
後ろからも鷹良くんがきた。
「帰るぞ」
「うん・・・あっ、胡夏またね!」
「また」
そして生真と鷹良くんと一緒に帰った。
なんか小学生に戻ったみたいだった。
「あれ圃柄 胡夏(ほがら こなつ)ちゃんだった?」
「うん、しってるの?」
「もちろん、顔も可愛いし性格もよくて才色兼備らいしぜ」
「あぁしってる。彼氏がここだから」
才色兼備かぁ、
うらやましいなぁ。
「まぁ清夏ちゃんが一番の基準かな」
「鷹良はあんなタイプ苦手だもんな」
鷹良くんは「そうそう」とか言いながら道を歩いていく。
そして昔っていうか受験の話になったり、これからのこととかたくさん話した。
しかも生真は私を馬鹿にしたりするから大変だった
「なら私ここだからまたね!」
そして生真と鷹良くんと別れ家に入る
家に入るなりモカお姉ちゃんが出迎えてくれた
「あんたいつ気持ち伝えるつもり?」
「いつ、って…」
伝えたって意味ないんだもん
妹しか見てくれない。
「もう生真のことはいいから逞さんとはどうなの?」
私は自分のことよりモカお姉ちゃんの話を聞く。
って決めてるの!
私と生真の話はいつも聞いてるじゃない
「逞(たくま)とは来月結婚することになったの!」
モカお姉ちゃんはうふふ、と顔を隠す
「あっそうですか、幸せでなによりですね」
「早くあんたも生真と付き合いなさいよ?」
モカお姉ちゃんは最後に「あんたたちが結婚しないとかあり得ないから」と言われた。
いや、それは未来の私に言ってもらいたいよ。
「あっ、いい忘れてた。…私の結婚式、生真も呼ぶからね」
「呼ばなくていいよ」
話聞いてないし。
そして私はお風呂に入ってご飯を済ませ自分の部屋へと行く。
