今日は新しい制服に包まれS学園に入学する
牧野 清夏(まきの きよか)


純粋な女の子。

高校生になると恋も勉強もがんばるんだ。


「お前な、もう学校なんだぞ?」

「あっ、生真!」


生真は1つ上の幼馴染。

かっこよくてモテる。

しかもなんかね勝手に高校決められたもんだよ。


『お前はうちの高校でいい』って。

まぁS学園にくるつもりだったけどね。


「あとちょっと待って?」

「化粧とかお前には100年早い!」

「百夏(モカ)さんは合うんだけど、な」


なによ、モカお姉ちゃんだけ。


「早くいかねーと遅刻するぞ」


入学早々遅刻とかいやなんですけど…


そして生真と電車で学校に行く。

朝の電車は込みすぎておじさんたちの汗や香水のにおいが
きつくて具合悪くなってきた。


でも生真がちょっと助けてくれた。




そして20分後・・・


「はぁー・・・ここが私の学校かぁ」


見れば見るほどでかいなぁ・・・

横にも縦にも。


一応、ここは県立なんだけど。


「おい、行くぞ!」


「待ってよぉ」


生真は2年だから仕方ないけど友達まだいないから
不安なんですけど。


私にできるのかな


また一応、人見知り。


「ったく、ついて来い、ほら」


すると生真が手を出してくれて一緒に教室までついてきて
くれた。


「おっ、清夏ちゃん?」


「あっ、鷹良くん!お久しぶりです!」


鷹良(たから)くんは生真の親友らしい。



私まで親切にしてくれるから好き!



「合格したんだね!」


「鷹良くんと生真のおかげです」



私は礼をした。

鷹良くんもここの生徒さん。