「そこの男子っ!喧嘩なんてしないの!!!」
「…ぁあ?」
真っ先に止めてくれたのは君だった。
いつも荒れてた日々を変えてくれたのも
…君だった。
俺がもう少し強ければ
君を守ることが出来たのかもしれない。
…ごめんな。
「…何の用なんだよ」
髪を金色に染めて、普通だったら
怖いはずなのに、君はその真っ直ぐな瞳で
つっかかってきたんだ。
まるで、俺なんか全く怖くなんか
ないみたいに…。
「ダメだよ!!!喧嘩なんてしたらっ!」
「…テメェに言われたくねぇよ」
他にも仲間がいるのに俺だけに言った
ことが妙に気にいらなかった。
女なんか…嫌いだった。