少しイラッときた。

「じゃ仮に俺が真優香の事好きだったらどうすんの」

「…お幸せに~」

頭に来た。

「まあ、一つだけ忠告しとく。俺は真優香好きじゃない。仲がいい幼なじみなだけ」

もう一発!

「大丈夫!横取りしないから」

俺はそう言ってその場を去った。

後ろから声が聞こえて来た。 

「俺は真優香好きじゃないからなー!!!勘違いするなよ!」

俺はからかうようにニヤリと笑って振り返り、女どものいる部屋に戻った。