【あなたと私で創るものがたり】

 朝、図書館が開く時間を確認して私は直ぐに家を出た。

 あの夢がなんなのかを調べるためだ。

 まず夢占いで調べてみた。

 だけどこれといったものが出てこない。

 手を見つめるとか拳とかじゃないのよ。

 これはだめだなと私はふと心霊関係の本を手にした。

 暇つぶし程度にパラパラとめくってみる。

「ん? これは?」

 色んな幽霊の種類が書かれているなかに私は一つの名前を見つけた。

「淫霊?」

 人間にエロいことをする幽霊らしい。

 痴漢じみた事の他に性行為までやらかそうとするそうだ。

 あいつは淫霊だったのかと私は身震いした。

 どうすれば防げるのかまでは解らずに私はとりあえず近くの神社でお守りとお札を買った。

 大して多くもないお小遣いをこんなことに使うはめになるなんて思わなかった。

 私はお守りを枕の下に置いてお札をナイトテーブルに立てかけた。