──折角、楽しかったのに。
いい思い出だったのに、そいつはお構いなしに現れた。
「なんで? なんでよ」
泣きたくなる私の足をあの手が這い上がってくる。
ゆっくりと、なで回しながらじわり、じわりと気持ちが悪い。
「やあっ」
声は相変わらず出ない代わりに心で必死に抵抗した。
手はイヤらしく私の膝を越え太ももにまで到達する。
だ、だめよ。
これ以上はだめ。
そんな心の声なんか無視して手は太ももをなで回し始めた。
表面を触れるか触れないかくらいでやんわりと撫でたり、私の肌の弾力を楽しむように力強く撫でたり。
パジャマを着ているのに、その手は潜り込んで触ってくる。
人が一人分入っているくらいのふくらみがタオルケットを押し上げてる。
いい思い出だったのに、そいつはお構いなしに現れた。
「なんで? なんでよ」
泣きたくなる私の足をあの手が這い上がってくる。
ゆっくりと、なで回しながらじわり、じわりと気持ちが悪い。
「やあっ」
声は相変わらず出ない代わりに心で必死に抵抗した。
手はイヤらしく私の膝を越え太ももにまで到達する。
だ、だめよ。
これ以上はだめ。
そんな心の声なんか無視して手は太ももをなで回し始めた。
表面を触れるか触れないかくらいでやんわりと撫でたり、私の肌の弾力を楽しむように力強く撫でたり。
パジャマを着ているのに、その手は潜り込んで触ってくる。
人が一人分入っているくらいのふくらみがタオルケットを押し上げてる。



