下を向いていた顔をゆっくりと上げ私は、黒板を見つめた。 「ホントだ‥‥」 聞こえない程の声で私は、ぼそりと呟いた。 だって目の前には‥ 「えーと、このクラスの担任になった藤原大輔だ。まぁ、1年間宜しくな」 噂の通りかっこ良かった。