ドアの開く音に集まる視線は一瞬であたしを捕らえ
一瞬で視線を戻す

それとともに再開する先ほどの会話



一方あたしは


教室に入ると真っ先に自分の机に行き
荷物の整理




「林田さんってやっぱりなんか話しかけにくいよね」

「最初の自己紹介も素っ気なかったし。」

「一人が好きなんじゃない?」
「あーなるほどね。」



小声で話してるつもりだろうが
当の本人には丸聞こえ



全くイラッとしないと言ったら嘘だけど
でもさほど気にはならない