お母さんの言葉を最後まで聞かないで私は家を出る。


「熱ーい」


外に出るとまだ春だと言う事にも関わらずに、ぎらぎらと太陽が光ってる。


今日ははやくでたおかげでいつもの電車より空いている電車に乗る事が出来た。


「やっぱり、こんなに空いている電車の方が良いよね!」


私が乗った車両の空いてる席に座った。


「あ、琴音!」


私から少し離れた所にちーちゃんがいた。