「別に。あんたが鈍感なだけだと俺は思うけど」 「そ、そうかな?」 さすが、成績優秀な荒城君。 こんなことの答えまでも分かっちゃうなんて凄いな―…。 「それじゃ、俺がヒント上げるから頑張って考えてみなよ」 「ヒント?」 言葉の意味が分からずに荒城君に目を向けるとまるで子供が面白い遊びを見つけたような表情を浮かべている。 って…荒城君もしかして、楽しんでるように見えるのは私だけなのかな?