「触りたいの…?」 私は確認をかねて荒城君に聞いてみることにした。 すると荒城君は何も言わずにただ頷いただけだった。 「にゃー」 「ことねも、貰いたいみたいだよ」 なかなか他の人にはなれないことねだけど荒城君には触ってほしいみたいに泣き声を出す。 「ことね」 なぜか胸の奥がドキンッと鼓動を打った。 自分の事じゃないと分かっていても何だか自分が呼ばれているみたいだった。