無愛想な彼に恋しました



『新郎、荒城輝。あなたはここに居る初原琴音を病める時も、健やかなる時も、貧しい時も、妻として愛し、敬い、慈しむ事をここに誓いますか?』


静かな教会の中に、誓いの言葉だけが響き渡る。


「はい。誓います」


輝君のいつもの声が、隣りから聞こえる。


『新婦、初原琴音。あなたはここに居る荒城輝を病める時も、健やかなる時も、貧しい時も、夫として愛し、敬い、慈しむ事をここに誓いますか?」


「はい…。誓います」


私は、緊張で声が震えている。