屋上へと一歩足を踏み出すと、肌寒い風が私の髪をなびかせる。 それを、手で押さえながら屋上を見渡す。 「輝君……」 だけど、輝君の姿はどこにもない。 もしかして、帰っちゃった? あれも嘘だったの? そう思ったっ時だった。 「っ」 後ろから力強く、抱締められる。