無愛想な彼に恋しました



静まり返った廊下は、とても寒い。


「こうすれば寒くない」


そう言うと握った手を自分のポケットへ入れる。


ホントだ…。温かい。


「えへへ。温かいね……」


こんな暖かさに触れれば、自分の中の不安さえもちっぽけに思えてくる。


きっと大丈夫。


私は輝君の事を信じているから。