ちーちゃんが行った後も、私を抱きしめる荒城君。 「ん?別にこのままでもいいかなーって」 「良くないよね。みんなの視線がとても痛いです」 私と荒城君を冷やかしの目で見てくるクラスメイト達。 「気にしなくて良いのに」 不満そうな顔をしたまま、やっとの事で私を離してくれた荒城君。 これだけの事なのに、私の胸は高鳴るばかりだ。