無愛想な彼に恋しました



もとわと言えば、私がしないといけないんだもん。


廊下を走っていると資料などを持っている荒城君の後ろ姿が目に入った。


「荒城君!!」


後ろから名前を呼ばれた拍子で荒城君は持っていた資料を床へと落とした。


「………」


振り向いた荒城君は何も言わないものの目からは、あんたのせいで落としたという視線を感じる。


「……ごめんなさい」


シュンッとなる私にため息を漏らしつつも荒城君は黙々と落ちた資料を拾い始めた。