無愛想な彼に恋しました





「先生は居ないみたいだし…どうすっかなー…」


困っているかのように先輩が前髪をくしゃっと上げる。


「大丈夫ですよ。私これぐらい一人で…」


「失礼します」


大丈夫と言い終わる前に、荒城君の声がかぶさる。


「あ、後輩君丁度いいところに。俺もう帰らないといけないからさ、琴音の怪我の手当てお願いね」


それだけ言うと先輩は保健室から出て行った。