「先輩、荒城君待たせている人居るんですよ?」 「そうなんだ?けど、持ってくると言ったのはあの後輩君だけど?」 「それは…そうですけど…」 荒城君も、しおりちゃんを待たせていることを忘れているわけない。 なのに、私なんかの荷物を持ってくると余計にしおりちゃんを待たせてしまう。 「それに、琴音もその足じゃ、教室まで行けそうにないしさ」 「う……」 「だから、一番この方法が良いんだって」