「で、でも!!」 勢いよく席を立った私までもが皆の視線の的となった。 「初原までどうしたんだよ?お前まで教科書忘れたのか?」 じっと睨めつけてくる先生に肩がすくむ。 「そうで――…」 「違います。ただ寝ぼけてただけみたいです」 私が頷く前に荒城君が言葉を発することで私の言葉は簡単に遮られた。 「そうか。ならさっさと座れ」