無愛想な彼に恋しました




「初原?」


そう荒城君に、名前を呼ばれて喜ぶ私ってホント単純。


嬉しいのに、今は醜い感情が喉まで来ている。


「荒城君、最近しおりちゃんと仲いいよね」


「それ今朝も話した。田端とは別に仲良くなんて……」


「仲良くなってる!」


急に怒鳴り声を上げた私に荒城君はただ目を丸くしているだけだった。