その時、閉めたドアが再び錆びた音を出して開いた。 「ちーちゃん!遅かった―……あれ?」 「ごめん。田端に遅れるって伝えてきたから遅れた」 そこにはちーちゃんじゃなく、荒城君が立っていた。 「どうして荒城君が…?」 走ってきたのか薄らと汗が荒城君の頬を流れていた。 「いや、また初原の友達が屋上に来てって言ったから」