無愛想な彼に恋しました



「うかうかしてると、泥棒猫に奪われちゃうわよ?」


「ど、泥棒猫?」


泥棒猫と言えば人の家の中に入って何かをとって行くあの泥棒猫?


「違う!」


「あべっ!」


二度目のちーちゃんの愛の拳。


とっさの事で変な声が出ちゃったじゃん!


恨みを込めてちーちゃんを睨みつける。


それでもちーちゃんは気にして居ないかのように話を続ける。