「モカー?」 カフェラテを持っていた手は 止まったまま。 何も言わずただ一点だけを見ている私。 そんな私の視先の先をたどり、 ようやく彼の存在に気付いたアヤ。 「なるほど…って こっち来てるよー?」 私に近付いてくる彼。 ちょうどアヤの横で止まり、 私の前に立った。 私を見下ろした彼は、 ゆっくりと口を開き、こう言った。 「一目惚れしました。 僕と付き合って下さい」 瞬間、私の時間は止まった。