甘噛みパニック!!


「モカー?」

 カフェラテを持っていた手は
 止まったまま。

 何も言わずただ一点だけを見ている私。

 そんな私の視先の先をたどり、
 ようやく彼の存在に気付いたアヤ。

「なるほど…って こっち来てるよー?」

 私に近付いてくる彼。
 ちょうどアヤの横で止まり、
 私の前に立った。

 私を見下ろした彼は、
 ゆっくりと口を開き、こう言った。

「一目惚れしました。
 僕と付き合って下さい」

 瞬間、私の時間は止まった。