クールな君は甘えん坊さん!?


「あははッ ホント悠斗ッて学校と家とじゃ全然態度違うよね-。
そんなに学校嫌なの-??」


「別に。
…ただ一緒に群れるのが苦手なだけ。」



「こりゃ理央もタイヘンだね、彼女♪として。」



「…うん。
よく先輩とケンカして、傷作ってくるからハラハラだよぉ。」




「…んじゃ、俺行くわ。

理央、帰り生徒玄関で待ってろよ。」


「うん。
バイバイ。」


そして私と悠斗は離れた。
ちなみに咲季と私は同じクラスなのさ。


「…ホント、学校じゃクールキャラだね。
悠斗ッて。」


「うん…悠斗の性格知ってるの咲季ぐらいだよ。」


「他の子達は悠斗のこと、…まぁカッコいいけど近寄りがたい怖い存在に思われてるからね。

でも、悠斗に変な虫がつかなくていいんじゃない??」

「咲季…変な虫て…。」


「だって悠斗カッコいいじゃん。
しかも有名だし…理央と悠斗カップル。

あの有賀悠斗と付き合えるね-ッてよく噂で耳にしますよ。
しかも一部の女子の中ではアイツのクールキャラ受けてるしね。」


「そうなんだ……まぁ、他の人達は悠斗のホントの性格知らないから。」