それはほんの一瞬の出来事だった。 危ない。 そう頭で理解したときにはすでに ソレは目の前まで迫っていた。 周囲の人々が悲鳴をあげている。 まるで遊園地のアトラクションに 乗っているようだった。 その先、わたしの記憶はない。