「とにかく、城へ行け。シャロン・ヴェニス陛下が刑を下すだろう…」


「刑って…!私は何も…!」


おじいさんは、目を伏せ、私にこう告げた。


「人間がこの世界にいる自体が…罪なのだ…受け入れるしかあるまい…」


「そんな…」


「城までは、私が送ろう」



私は、ただ…
頷くことしか出来なかった。