「キルト!キルト!」


キルトは医療室に運ばれた。


「あの、キルトは!!?」


近くにいた、お医者さんに尋ねる。


「こんばんは、医者のルイスです」


「こんばんは…」


結構イケメンな眼鏡をかけたお医者さん。



「落ち着いて下さい…貴女は人間でしたね。この状況を例えるならば…脱水症状…言うならば…脱血症状ですかね」


「脱血?」


「血が足りない、つまり食事の量が足りないんですよ」



食事の量が足りない…




…つまり、私のせいだ。